何も食べたくない…その症状、ひょっとしてうつ病か摂食障害かも

精神疾患の治療方法

悩む女性

摂食障害、それに伴ううつ病の治療方法の事を正しく知っていますか?中には、投薬をするだけですぐに治ると考えている方もいるかもしれませんが、そうではなく、より深い所から治療をしなければ全快には向かわないものです。精神疾患の治療にかかる期間は人それぞれで、1年ほどですぐに回復する方もいれば、5~10年ほどかかってしまう方がいるのも現実です。その事をしっかりと頭に入れた上で治療に励みましょう。そうすることで回復に近づく時間も早まるかもしれません。

精神疾患の治療というのは主に、投薬治療と認知行動治療の2つがあります。投薬治療は一般的な疾患の治療と変わらず、様々な疾患に応じた薬を決まった時間に飲むという治療です。精神疾患で主に使われる薬というのは、精神を安定させる抗うつ剤や抗不安薬などです。これらは幸せを感じるドーパミンや精神を安定させてくれる働きを持つセロトニンなどを活性化させてくれる薬になります。しかし、投薬治療だけでは治療がうまくいきません。そこで大事なのが認知行動療法という治療です。
認知行動療は、患者本人の考え方と行動にフォーカスを当てて行っていく治療になります。摂食障害では患者本人が何も食べたくないと考え、実際に何も食べない拒食状態やその反動からの過食嘔吐など、考えから様々な行動を起こす事になります。認知行動療法は、患者本人が当たり前になってしまっている考え方や行動をカウンセラーと共に整理し、必要であればそれ以外の行動パターンや考え方を身に着けていく事になります。しかし、摂食障害の人は食べ方へのこだわりなどがパターン化しており、なかなか抜け出す事が難しいと言われています。仮に一度抜け出せても、自分は更に痩せなければいけないという考えから再度拒食や過食嘔吐を引き起こし、最悪の場合入院をしてしまうケースも少なくありません。そのような凝り固まった考えをほぐしながら快方に導くのが認知行動療法なのです。

認知行動療法は、なにも摂食障害だけではなく、その他のうつ病にも効果のある治療です。例えばパニック障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫性障害などです。投薬治療と並行して行う事で治療効果も上がると言われています。認知行動療法に頼ってみたいけど、どこでカウンセリングを受けたら良いのか分からないという方も多い事でしょう。まずは、家の近くにカウンセリングを受けられる所がないか探してみるといいでしょう。中には、心療内科でもこのようなカウンセリングと投薬治療を同時に行っている所もあります。しかし、治療で大事な事は決して焦らない事です。患者は苦しみながらも早く社会復帰したい、周りに迷惑をかけたくないから早く治したいと考えている方も多いです。しかし、焦ってしまうとかえって、患者本人にプレッシャーがかかってしまうものです。まずは焦る事はせず、ゆっくり自分の行動や考え方をいい方向に持っていきながら今悩まされている諸症状を治していこうと考えた方が良いでしょう。認知行動療法や投薬治療を焦らずにじっくり行う事で、現在ご自身が抱えている何も食べたくないという考え方が一気に変わっている可能性もありますよ。

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